感情を絵に描く?
気持ちがモヤモヤするけれど
何にモヤモヤしているのか分からないとき
悲しくて悲しくて 仕方がないときや
傷ついて 胸が痛いとき
イライラして怒りが収まらないとき
渦巻く感情を抱えきれないとき
ショックなことが起きて 混乱しているとき
心細くて どうしようもないとき
そんなときに個人的にお薦めしたいのが、
「自分の感情を絵に描いてみる」という行為です。
自分の内側にある
目には見えない「感情」を
一生懸命に理性で捉えようとしたり
整理しようと試みても
中々分からないことも
少なくないように感じます。
そんなとき、
一旦自分の外側に
絵として「吐き出してみる」と、
内側に抱えていた「よくわからない感情」が可視化できて
「あ、実は私、こんな風に感じていたんだ」と
奥に隠れていた本音に気付けたり
気持ちがスッキリする、ということがあります。
また、感情を言葉で表現しきれないときや、
文字に書き出してもモヤモヤが消えないときにも
感情を絵に描いてみるのはお薦めです。
そもそも、私たちが抱く全ての感情に、
最初から言葉のラベルが付いていたわけではないので、
自分の気持ちに対して
「言葉のラベル付け」が難しいと感じることも
時として、あるのではないかな、と思うのです。
そんな時は、もしよかったら、
「絵に描いてみる」という行為を通して
「言葉」から少し距離を取ってみると、よいかもしれません。
使い慣れた「言語」を介さずに
「ヴィジュアル表現」を経由して
「自分の気持ち」にアクセスしてみることで
言葉だけでは捉えきれなかった、
言葉の間にこぼれ落ちていた「気持ちのカケラ」に
もしかしたら、触れられるかもしれません。
やり方
少しの間、1人で静かになれる空間を
よかったら確保してください。
用意して頂くものは、何も書かれていない紙と
絵を描く道具です。
紙は、コピー用紙でも画用紙でも
ノートのページでも
どんな大きさでも◎です。
絵を描く道具は、鉛筆でもペンでも、
色鉛筆でも絵の具でも◎です。
どちらも自分にとって心地よいツールを
よかったら選んでみて下さい。
わざわざ買い足さなくても
既に持っている身近なツールで
勿論十分です◎
そして、自分のハートにそっと尋ねてみてください。
「今、どんな気持ち?」
「この気持ちを、例えば形で表してみたらどんな形?」
「ギザギザ?ツルツル?デコボコ??」
「色で表したら、私の気持ちは何色?」
「単色?カラフル?モノクロ?グラデーション?」
イマジネーションを使って
頭の中に浮かんだものや
心が「こんな感じ」と感じるものを
よかったらそのまま自由に描いてみて下さい。
ここでは勿論、決まりは全くありません。
他の人に見せることも
誰かに分かってもらうことも
描いた絵を説明することも
ここでは、必要ありません。
うまく描く画力も、不用です。
作品のように「絵を完成させる」必要もありません。
あふれる気持ちのままに
自由に思ったままに、描いてみて下さい。
人によっては図形やシンボルの組み合わせや
抽象的な表現が、描きたくなるかもしれません。
具体的な誰かとの情景や
実際にある「物」に
自分の気持ちを投影した絵を
描きたくなる人もいるかもしれません。
ただただ、真っ黒に紙を塗りたくなるかもしれませんし、
ぐるぐると渦を線で描きたくなるかもしれませんし、
紙をぐちゃぐちゃにしたり
紙に穴をひたすらあけたくなるかもしれません。
紙をビリビリに切り刻んだり
コラージュが作りたくなるかもしれませんし、
絵を描くことに慣れている人は
心情風景が思い浮かび、
それを描きたくなるかもしれません。
ここでのポイントは、
「自分の心に沿って」描いてみる、ということ。
自分が感じた通りに、是非やってみてください。
そして、出来上がった絵に対して、
「うまい」 「下手」の判断や、
感情の「きれい」 「汚い」
などの評価をしないことです。
自分の内側から吐き出された「感情」を
ただただ、「そこに存在しているもの」として
よかったら、観察してみてください。
例え「それが何なのか」分からなくても大丈夫です。
分析する必要もありません。
このワークの目的は「絵を完成させること」ではなく、
絵を描く「行為」を通して、
自分の感情を外側に「出す」ことです。
それはまるで、
詰まっていたパイプを掃除したり
便秘を解消するような行為に
もしかしたら、似ているのかもしれません。
重たくなってしまった荷物を
肩からおろすように、
モヤモヤとした内側の気持ちを
自分の外側に吐き出すことで
身体が軽くなったり
ほっ、と安心できる場合があります。
もしピンときましたら、よかったら体験してみて下さい🌟
Sophie
セルフヒーリング
自分で自分を癒すアイディア集
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セルフヒーリングのカテゴリー分けは、あくまでもひとつの入り口として設定しております。
心も身体も潜在意識も、それぞれ互いに繋がっているので、はっきりと分けることはできないものですが、ご了承の上お楽しみ頂けましたら幸いです。